癌スケ追撃 前夜

・入院日
朝イチ、H塚事業所へ。
最後の片付け、連絡、挨拶。
パソコンのパスワードメンテ。
そして、弁当。
今日は弁当箱を使わず。
毎日ハイカロリー弁当を用意してもらった。
メニューで頭を悩ませた。
早起きして、朝メシと弁当の支度。
嫁さんには頭が上がんにゃあ。
「明日からやっと解放されるで…。」

弁当は、ひと仕事。
どーしても、管ちゃんはパニクる。
喰い始めると、きゅっと絞まる。
だましだまし、ゆっくり噛んで喰う。
管ちゃんをリラックスさせて飲み込む。
結構、空気も飲み込んじゃう。
「ぐびっ、ぐびっ、ぐるぐるっ…。」
音もうるさい。
事業所では、昼にラジオをつけさせてもらった。
FMヨコハマ
「Mr.ふじ~た~!」とか、
「ほ~ずみ~ん!」を聴いてる。
「事業所の衆も解放されるで。」

たっぷり30分以上かかって昼メシ。
終わったらバスでT海大病院へ向かう。
キャスターバックを転がして、バス停へ。
伊勢原駅で乗り換えて、病院へ。
「なかなかの作業だで…。」
病院到着後、入院センターへ。
「あ、直接病棟に行って下さい。」
今更、説明は不要でしょ、ってか…。
ま、そーだけど。
病棟窓口で手続き、部屋に案内された。
「何だ、前と同じ部屋じゃんか!」
ナースステーション砂かぶり。
「ま、いいような、悪いような…。」
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〈ただいま〉
・スケジュール
「あら、お久しぶりです。」
「又、よろしくお願いしますね。」
さすが顔馴染みばっか。
思やず「ただいま!」って言いたくなる。
担当チームも前回通り。
ドクターも、看護師さんも同じ。
「安心感はあるなー。」
最初の作業は「Y村チーフ」登場。
採血、検温、血圧、酸素…。
入院計画の説明と、同意サイン。
入院生活の始まりだで。

夕方、Dr.E本登場。
これからの細かい説明をしてくれた。
毎週、月曜・水曜に血液検査。
徹底的に副作用ケアするとの事。
木曜が抗がん剤投与日。
腎機能は特にチェックして、もし悪化したら投与中止もあり得るそうな。
「あくまでメインは放射線で、抗がん剤はオカズですから…。」
そーなんだ。
知らなかったで…。

今回は、薬剤師さんも来室。
薬剤の投与スケジュールと、副作用を細かく説明。
これはわかり易かった。
どーやら、明日から点滴ヅケ。
24時間点滴になりそう。
「しばらくシャワー浴びれにゃあじゃんか!」
早速、シャワー室へ。

久々の病棟食。
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1.御飯 200g
2.けんちん汁
3.アジ葱香味焼き 70
4.豆腐サラダ 117
5.アスパラの胡麻和え
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やっぱ、喰い難い。
柔らか目に炊いてもらった我が家のメシとは違う。
刻みオクラもない。
今更ながら、わが家は有難かった…。
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〈晩メシ〉