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クオリティオブライフのこと

・QOL
良く使われる言葉だで。
まんま訳すなら、生活の質。
病気治療で、重要視されるようになった。
如何に日常生活に影響しないように治療するか?
そりゃあ、出来れば最高。
ふつーに日常生活しながら、病気が治る。
「言うことにゃあで…。」
そうそう世の中、うまくいかない。
でも、患者さんは常に希望的に考える。
きっと、うまくいくっ!」

医師も大変。
希望的観測のカタマリと話し合う。
ホントは逆に、最悪の事態を想定して話しておきたい。
「噛み合う訳がにゃあじゃっ!」
大変だと思う。
医師としては、最善を尽くしたい。
何とか治したい。
何とか最善の治療法に誘導したい。
何とかうまくメンタルもケアしながら話す。
「本音は、QOLもへちまもにゃあら?」

最近の論調。
「医師の言いなりは如何なものか?」
もっと患者さんが治療方針に口出しすべき。
ってな事らしい。
生き甲斐の為に、全摘はしない。
とか…。
きっと、医師は思ってる。
「何をさらし粉、ふくらし粉っ!」
最善の治療法が嫌なら、他所へ行ってくれ!
自分たちは治すのが仕事。
QOLもいいけど、二の次、三の次!

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〈そら〉
・異次元
何故か、QOLなんて言葉が思い浮かんだ。
「そりゃ、大したもんだで…。」
身体が慣れて来た。
少しは日常っぽい生活に…。
「なる訳ゃ、にゃあっ!」
少しずつ元の生活に…。
「あり得にゃあっ。」
現時点で考えられにゃあ。
次元が違う。
違い過ぎる。
「QOLなんて、言葉のお遊びに思えるで…。」

目の前の現実。
喉頭全摘で、声が出せない。
立派な身障者になった。
「でも、そんなの障害のごく一部だで…。」
気管孔で生きてる。
その痰の手入れが大変。
時々、むせる。
すっごい音がする。
世の中の大半のヒトが、そんなの知らない。
「自分だって知らなかったで…。」
食道の代わりに、腸管を移植してる。
食事の苦労を誰が理解出来る?

まだまだ障害がある。
匂いがわかんない。
腐った食い物も、わかんない。
鼻もかめない。
何故か鼻水垂れ流し。
口から息を吸えないし、吹けない。
熱い麺類は、お手上げ。
トイレでいきめない。
便秘なんかしよーもんなら、あーた!
クビの筋肉がないので、クビが座らない。
腹筋なんかやると、クビが上がらない。
腕が思うように挙がらない。
「立派な身障者だで…。」

メンタルは重要。
じじーになると、ワザを覚える。
「重要なワザだで。」
1つは、忘れること。
もう1つは、考えないこと。
そして、目の前の幸運を喜ぶこと。
オペをして貰えた。
オペの結果は上出来だった。
フルコースが受けられそうだ。
「全然異次元だけど、幸運じゃにゃあかっ!」