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癌スケ追撃作戦のこと

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・猶予期間
あっという間に1週間経過。
もう、Dr.E本の外来の日。
「早っえ~なー。」
約束の時間に、T海大病院に向かう。
すっかり見慣れた景色になっちゃった。
「あんまし、嬉しくにゃあなー。」
Dr.E本、にこやかに迎えてくれた。

まずは診察。
「ふんふん、いいですねー。キレイですねー。」
オペの出来映えには、大満足。
「食事はどうですか?飲み込み難い?」
時間がかかると伝えた。
30~40分はらくにかかかる。
「それって普通じゃないですか。」
へ?
そーなの?
じゃ、順調ってこと?

じゃ、本題って事で…。
フルコースの話。
抗がん剤と、放射線の治療。
化学放射線療法って言うらしい。
副作用は半端ない。
めちゃ辛い治療らしい。
「もちろん、やりたかにゃあっ!」
でも、後悔もしたくない。
ここまで乗り掛かった船だに。
「やるっきゃにゃあっ!」
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〈総合運動公園のバラ〉
・多施設共同臨床試験
Dr.E本は資料を用意してた。
ざっと20ページ。
「普通の患者さんは、引くべ!」
要するに、治験に参加しませんか?
って事。
する、しないは自由。
しない場合は、当院の標準治療。
ドタキャンもあり。
あくまでも患者さんの意志だと言う。
「う~~ん…。」

プロトコールは2種類。
1つは、現在の国内標準治療。
放射線を平日、33日照射。
線量は、1回2グレイ。
抗がん剤は3週間毎に、3回点滴投与。
薬剤はシスプラチン。
用量は、100mg/㎡。
王道って感じ。
当院の標準治療は、この用量を2割カット。
80mg/㎡。
手加減してるって言ってた。
「それくらい副作用が強いって事か…。」

もう1つが、チャレンジ。
放射線の照射は同じ。
んで、シスプラチンの投与法を変える。
1週間毎に、7回点滴投与。
用量は40mg/㎡。
投与量を分散して、副作用が軽減出来ないか?
ってな治験だと言う。
但し、治療法は選べない。
ランダムに割り当てられるそうな。
更に、事前検査も厳しい。
検査結果によっては、脱落もあり得る。
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〈総合運動公園のバラ〉
・再発
Dr.E本曰く。
「来週までに考えてみて下さい。」
又、1週間の猶予。
「別に即決でもいいんだけど…。」
そーもいかないらしい。
検査の予約、放射線科の都合、ベッドの状況…。
もろもろの調整が要る。
患者さんは1日でも早く!
って思う。
「別に早く辛い思いしたかにゃあっ!」
根治したいから…。

医者の感覚はちと違う。
1ヶ月っくらい、どーって事ない。
そこへ行って、治療成績に影響ない。
ってな雰囲気。
ま、そーかも知れない。
1週間早かったから、再発しない…。
「そんな事、あり得にゃあっ!」
再発の大半が、2年以内に起こる。
何とか5年間、クリアすれば…。
Dr.E本曰く。
「確率は、五分五分です。」

数字を聞くと、元気なくなる。
「何だよ~~っ!」
これまでも重い決断をしてきた。
自分を奮い起たせてきた。
頑張って闘おう!
フルコースもあり!
後悔しない治療をお願いしよう!
でも、最後の選択権は自分にない。
Dr.E本曰く。
「最善を尽くして、後は祈るだけです…。」
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〈総合運動公園のバラ〉