癌スケ退治 15日目

・朝メシ
朝イチで、K成さん来室。
「今日から経口食ですね。後で、私が持ってきますから、頑張りましょう!」
そんなに気合いが要るの…?
「まだ、鼻のチューブがついたままなので、ちょっと飲み込み難いかも知れません。」
そーなんだよなー。
昨日の栄養剤の後、抜いてくれたら良かったのに…。
ま、しゃあんめ。

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〈朝食登場〉
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1,液状粥200g
2,味噌スープ
3,エビシンジョウ中華煮A
4,南瓜マッシュA
5,牛乳180
6,低塩梅ビシオ
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まず、牛乳。
いつもの習慣だし…。
ん?
すんなり行かんなー。

ひと通り、舐めた。
味はちゃんとわかる。
これは収穫。
先に楽しみが出来る。
そりゃそれで、いいんだけど…。
「飲み込み難いで。」
空気が半分入ってる気がする。
めちゃくちゃ時間かかる。
看護師さんたちは、じっと我慢。
「ゆっくりでいいですよ。」
寛大に見守っててくれる。
お言葉に甘えて、1時間かけて完食。
「参ったか!」

耳鼻咽喉科診察
初めて見る先生だった。
K田先生。
かなりベテランっぽい。
「ふんふん、あー、キレイですねー。」
抜糸の残りを処置。
「今日から食事が始まったんですね。もうすぐ退院ですね。」
そー、簡単じゃねーだろー…。

「はい、OKです。お疲れ様。」
ちょっと、慌てた。
ジェスチャーで、鼻チューブをアピール。
「あ、チューブね。まだ抜いてなかったんだ。」
いとも簡単に抜いた。
これで、全部の管が取れた。
「いやあ~、解放されたー。」

でも、昼メシも同じだった。
チューブのせいじゃなかった。
何だか、どこに入ってるかわかんない。
液体をノドの奥にセット。
ごっくん!っと飲み込むんだけど、何となく反発を感じる。
ちょっと間をおいて、繰り返し。
「そりゃ、1時間かかるべ。」
のど越しとか、縁がにゃあ!

そー言えば、1点だけ憂いが残った。。
管じゃないけど、腹帯。
誰も外していいって言わない。
元々、やりっぱ。
しかも、縫合へくってる。
耳鼻咽喉科の先生方は、大丈夫と言う。
問題ないと。
でも、看護師さんたちは、みんな言う。
「もう少し、腹帯つけといて下さい。」
いいんだけど、洗濯もしてにゃあ。
遂に、2週間を越えた…。

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〈そら〉

・リハビリ
11:20。
指定時間になった。
4階のリハビリセンターへ。
メニューは同じ。
でも、気持ちいい。
汗が出るくらい、必死でやる。
効果は出てる気がする。
「頭頸部強ばり地獄」は、かなり緩和。
何となく折り合いつけてる。
その代わり、2時間置きにストレッチ。
「やったるべーじゃ!」

キズ周りも、大分回復。
ひきつり箇所も減ってきた。
完全にストレッチの効果。
今、最大の課題は、肩甲骨。
「この内側の筋力を鍛えれば、腕が上がります。」
最後に、筋トレをして上がり。
「頑張りましょう!」
元々、嫌いじゃない。
「やったるべーじゃ!」