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癌スケ退治 4日目

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〈そら〉
・テレビ
ふと気がついた。
ず~~っと、テレビを観てにゃあ。
そりゃ、まずい。
4日間も世間と離れてた。
「世捨て人になっちまあで。」
そもそも、新聞もにゃあ。
「ちょっとしたビジネスホテルでも、新聞は部屋に配達するんだけど…。」
ホテルじゃないから…。

プリペイドカードを買って来た。
テレビをつけて、びっくりぽん!
「へ、熊本で地震があったんだ!」
知らなかった。
まじいまじい…。
社会復帰を目指すんだから。
「あーっ!熊本城が崩れてる。これから行こうと思ってたのに…。」
関心は、そっちかいっ!

・教授回診
朝一番、Dr.E本が来室。
随分早いな…。
早速、管ちゃんチェック。
「ふんふん、いいですね。問題ありませんね。」
相変わらず、管ちゃん命。
「後で又来ます。」
そそくさと出て行った。
看護師さんが教えてくれた。
「今日は、教授回診があるんですよ。」

おーっ!
かの有名な。
テレビなんかでは、見たことあるんだけど。
やがて、10人ほどのご一行来室。
「ホントに大名行列なんだ…。」
O上教授はじめ、先生一同、更に学生っぽいのが2人いた。
担当のDr.E本が診察。
いつもの管ちゃんチェック。
「ふんふん、いいですね、問題ありません。」
って、さっき診たべや。

ここでO上教授登場。
学生っぽいのに、問題を出す。
「この空腸モニターで、動脈が塞栓を起こしたらどうなりますか?」
お2人。
「もごもご、むにゃむにゃ…。」
教授。
「じゃ、静脈の場合は?」
2人。
「……。」
大丈夫かあ…?
このあと、教授から丁寧に説明があった。
教授回診って、こーゆー事だったんだ。
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〈ドレンポーチ〉

耳鼻咽喉科診察
今日は、立って歩いて行った。
先生曰く。
「すごい早さですねー。足取りもしっかりしてるし…。」
とりあえず、順調らしい。
ま、今の時点でもたついてるヒマはない。
この先の道のりが、とっても長い。

キズの回復も順調らしい。
「今日はドレン1本抜きましょう。」
お、又麺が1本減る。
嬉しいこった。
左頸部のドレンが抜けた。
これから少しずつチューブが減る。
って事は、自力でやるってこと!
「頸部の癒着が進むと、強ばりとかひきつりが出るって言ってたなー。」

一つ、気がかり。
腹の手術創を誰もケアしてない。
ベッタリとテープが貼ってあって、中がどーなってるのかわからない。
放置状態。
普通は、切って縫った本人が診ない?
もしくはチームの誰かとか?
「ひょっとして、問題児?」

・着替え
今日も、身体拭きがあった。
但し、背中だけ。
「皆さん、背中だけ拭いてくれ。あとは、自分でやりたいって方が多いんですよ。」
まあ…ね。
でも一度身体を拭いて、着替えをしたら、もうダメ。
どーしてもやりたい!
「やっぱ、人間って、後戻り出来ない動物なんだべなー。」

あと、思ったのは看護師さんの情報。
全員が金太郎飴な訳がない。
それぞれ経験も、知識も違う。
何より個性が違う。
特にこの分野はマイナー過ぎる。
情報不足は、看護師さんたちも同じ。
ま、最終的には患者の判断。
なんだけど、毎日顔を見るのに、NOって言えるか?
難しいね。

今晩も、ナースコールの嵐。
トイレ、痛み止め、吸引の繰り返し。
んなあんて事を、続けてる訳にはいかない。
早く慣れなきゃ!
早く自分でやらなきゃ!