癌スケ襲来

春の嵐
    ひでえ天気じゃ。
雨風ともにひでえ。
「これじゃ、屋外じゃ出来にゃあら?」
朝がたは、まさにそんな感じだった。
慰霊祭は、12:30から。
それまでに上がって欲しい。

    過去に1回だけ、本堂で開催されたそうな。
って事は、まだそんなに人数が多くなかったって事。
「って事は、結構昔の話だべ。」
あとは、毎年屋外開催。
開田院の合同慰霊祭は、天気に恵まれる。
これが定説だった。
それが、どーした事か?

    今回の合同慰霊祭は、ちょっと特別。
眠ってるまおに、頼みごとがあった。
オペ日は、まおの命日。
いいんだか、悪いんだか…。
でも、これも何かの縁。
まおは、きっと守ってくれる。
「よろぴくっ!」 

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〈開田院のさくら〉

・高齢化

    ちゃんと通じた。
昼前から、天気が急回復。
いざ、出動。
今年は、次男坊と娘も参加。
定例メンバーの両親と合わせて6人。
いつもの通り、最前列に陣取った。
両親の強い希望。
「ま、いいけど…。」
    次は墓参り。
我が家代々のペットが眠る。
10年前、まおが入る時に建て替えた。
掃除して、フードを供える。
そして、ラベンダーの線香。
まおは、北海道産まれ。
道産子だった。
大人しくて、動じなかった。
泰然自若。
「頼むで、まお!そらの為にも…。」

    読経が始まった。
焼香は、トップバッターになる。
「しょうがにゃあなー…。」
ここの住職は名物。
めちゃ元気。
参列者の全てのペットを読み上げる。
そして、最後に講話。
これが、又長い!
どこにそんなエネルギーがあるのか?
でも、今年はちょっと違った。
ちょっと短かった。
「あと、いつものご詠歌は、高齢化の為中止します。悪しからず。」

f:id:maosuke1225:20160403121551j:plain〈慰霊祭〉

・昼メシ

    三男坊からメール。
昼メシ一緒に喰おうって。
気使ってんなー。
「忙しいのに、悪いな。」
ま、多分しばらくはこんな機会はにゃあ。
有難いこった。

    イタ飯屋に行った。
【マカロニ市場】
チェーン店らしい。
随分でかい店だった。
けど、その割りにスタッフが少ない。
待ってる人がいるのに、空席が結構ある。
「バランス悪いなー…。」

    今日は湘南まで帰らなきゃ。
って事は、あんまり呑めない。
ビール一杯だけ。
習慣って恐ろしい。
全然、食が進まにゃあ。
アンティパストもいろいろあった。
けどなー。
「あー、中途半端だ!」
ま、しょうがにゃあ。
目的が違う。

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〈お守り〉
    帰り、全員で見送ってくれた。
三男坊がお守りをくれた。
子供の頃、良く行った浅間神社
懐かしー…。
「頑張ってな!」
「12日に行くからね!」
口々に応援してくれた。
有難いこった。
運転してて、景色が歪んじゃう。
「ったく…。危ねえじゃねえか!」