読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

墓参りのこと

・【本能寺】
 遅い墓参りに行って来た。
沼津は7月盆。
梅雨明け間近の不安定な陽気。
そんな中を墓参りに行く。
「ま、それが又いいだに‥‥。」
今年は行けなかった。
ちょうどお盆に、ブルマニアツアー。
遅れて、今回の炎暑の墓参り。
「ま、それも又いいじゃ!」

 嫁さんの実家は、沼津市の郊外。
ハマ地区。
漁師や、干物加工業者がいっぱい。
嫁さんは、当然自他ともに認めるハマっ子。
じじーたちは街っ子と言われてた。
沼津市は中心を狩野川が貫通。
川を挟んで、お互いに川向こうと呼んでた。
「川向こうはガラが悪くてしょうがにゃあで。」
「ひゃあ、川向こうと思って調子に乗るじゃにゃあで。」
みたいな‥‥。

 嫁さんの実家の菩提寺
【本能寺】。
いい感じの古刹。
義父が眠ってる。
64歳だった。
「いくら何でも若すぎるら!」
酒と、歌と、ヒトが大好きだった。
初対面から酒浸しだった。
飲んで、歌って、大騒ぎ。
いつの間にか近所の衆も混じってる。
「やーしてるだら、とっとと所帯持ちなーっ!」
遂に、娘さんを下さいって場はなかった‥‥。
「お義父さん、掃除しに来たよー。」

・【開田院】
 続いて、三島へ。
我が家のペットたちの墓参り。
2006年に建て直した。
忘れもしない4月12日。
まおが旅立った。
「忘れもしにゃあけど、思い出したくにゃあなー。」
あまりにも辛すぎた。
しばらく立ち直れなかった。
「世の中に、これ以上悲しい事ってあるの?」
ホントにそう思った。

 当時は、月命日毎に墓参りに来た。
ジカンマイシンの効果は遅い。
傷は容易に癒えなかった。
「やっぱ、ツギマイシンが必要!」
翌年、そらが来た。
ツギマイシンの効果はあった。
もちろん対症療法。
傷の上にでっかいカサブタを作った。
「別モノってわかってても、可愛いっ!」
そらの効用は絶大だった。

 今は、盆暮れ、彼岸。
あと、年一度の合同慰霊祭。
墓参りはこんな感じ。
キレイに掃除して、花を活けて。
代々のペットたちに手を合わせる。
「安らかに眠れ。そして、みんなを見守ってくれ。」
慰霊祭で、住職が毎年講話を垂れる。
いろいろ面白い話が多い。
ある時、ペットとヒトの墓に触れた。
「よく、一緒に葬ってくれと言うヒトがいますが、これはダメです。世界が違うんです。」
ふ~~ん。
そーなの?
「出来りゃ、一緒に眠りたいクチなんだけど‥‥。