読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【川昌】のこと

・シモタヤ
 埼玉事業所の周りは、川が多い。
昔から川魚料理で有名らしい。
うなぎ、どぜう、なまず‥‥。
なまず料理は、全国的に有名だとか。
JR吉川駅前には、金のなまずの像がある。
「あんまし喰いたくかにゃあなー。」
つい、一度も行った事がない。
そんな時に、機会が廻ってきた。
もちろん、仕事絡み。

 取引先の幹部が視察に来る。
事業所視察の後、食事に連れて行く。
っとなればやっぱ川魚。
ってんで、良さ気な店を探した。
「そーいたのは、ジモティに訊くが一番!」
皆、口を揃える。
「そりゃあ、絶対【川昌】ですよ!」
そこそこ有名らしい。
「じゃ、予約がてら下見に行くベーじゃ!」

 行ってみた。
へ?
「ここが店?」
ホントのシモタヤ。
知らなきゃ、絶対に入らないべ。
何でも古民家を移設。
それがウリらしい。
「でも、もうちょっと何とかなりそうな‥‥。」
でも、中はそれほどじゃない。
十分許容範囲内。
「後は、料理だなー。」

・コース
 店主といろいろ相談。
うなぎづくしのコースがオススメだとか。
突出から、お造りなどうなぎ料理いろいろ。
最後に軽めのうな重で締める。
「ま、それがいいかもね。」
後は、飲み物。
テキはワイン好きと聞く。
店主がそれなりを用意出来ると言う。
「酒は大事!料理の味も左右するで!」

 いざ、当日。
テキはいきなりボルドーの赤をご所望。
趣味が違うかも‥‥。
ま、とりあえず乾杯。
次々と珍しいモノが出る。
雲丹ソルベ、うなぎ昆布〆、お造り‥‥。
これだけで盛り上がる。
「なかなか座持ちのいい料理だで。」
うなぎのスモーク、うなぎ生ハムも出た。
店主がワインに合わせてるらしい。

 サラダもあり、南蛮漬けあり。
正統派のう巻き、白焼きもあった。

かなりボリュームもあった。
でも、珍しさで次々と手が出る。
ワインも順調に空いてく。
「ま、正解だったべ‥‥。」
最後に、締めのうな重。
これは、テキも目の色が変わる。
結構なうなぎ好きと見える。
「うん。」
っとひと言。

 その後の能書きはない。
でも、何となく想像がつく。
テキは普段、日本橋界隈のうなぎを喰ってる。
老舗の江戸前うなぎ。
「そりゃあ、違うべ。」
元々、較べるもんじゃない。
せっかく、こんなにチャレンジしてる。
座が盛り上がる。
「それで、OKじゃ! ま、☆は、2つだけん。」