【伊勢定】のこと

夏至
 夏だで。
又、くそ暑い毎日が続く。
毎日汗みどろ。
不快指数100%。
バテる。
「でも、好きなんだよなー。」
夏と言えば‥‥。
「うなぎだしょっ!」
「あと、鮎だしょっ!」

 とりあえず、うなぎ。
やっぱ、江戸前のうなぎは美味い。
有名なうなぎの老舗は、ほぼ一巡した。
もちろん、行ってないとこもある。
「そりゃあ、それなりの理由がある。」
あんまし高飛車なのはダメ。
「商いの基本だべ!」
南千住なんか、典型的。
店構えを見ただけで、意欲を失った。
「心地好く、美味しいとこがいいっ!」

・辛口
 江戸前うなぎは基本、辛口。
今更ながら、感服。
江戸前って、こんなに美味かったんだー。」
でも、店によってビミョーに違う。
うなぎの質感もビミョーに違う。
あと、仕入れのよってビミョーに違う。
その日の焼き方がビミョーに違う。
「今んとこ、【伊勢定】と、【野田岩】が双璧かなぁ。」

 今日は【伊勢定】。
うな重以外の料理も楽しめる。
特に肝焼きは、早いもん勝ち。
行ったら、先ずこれとビールを注文。
後は、うなぎ尽くしもあり。
うなぎ以外の一品料理も結構イケる。
「お、川海老があるで。」
「空豆もいいね。」
って、ビールが進む。
但し、白ワインを空ける事は出来ない。

 締めに、うな重。
十分飲み食いしてるので、小ぶりでいい。
肝吸いつき。
「やっぱ、美味いなー。」
辛さがちょうどいい。
蒸し方、身の質感もちょうどいい。
我が家の好み。
「何故か、奈良漬けが良く合うで。」
富士山には、月見草が良く似合うのと同じような。
意味わかんない。
「あー、幸せっ! ☆3つ!」