【北京】のこと

・大雪
 前から気になってたとこの1つ。
【北京】だで。
何ってったって、【帝国ホテル】。
1度は行かなきゃ!
っとは思いつつ‥‥。
なかなか行く機会がなかった。
けど、もう東京を離れる。
「引っ越しちゃうと、なかなか来ないべなー。」
意を決して予約した。
「とりあえず、喰い納めだで。」
毎日、そんな事言ってるべ‥‥。

 何故か、大雪になった。
全然、止む気配がない。
どんどん積もってく。
歩道はもうくるぶしまで埋まる。
「今日はみんな早く帰るべなー。」
通勤帰りの衆も、駅に急いでる。
その逆方向に向かって歩く。
めちゃめちゃ歩き難い。
「何だっちゅうんじゃ!」
店に到着したけど、キンサンカンサン。
「そりゃ、そーだべな‥‥。」

・コース
 さすがに、ちょっと違った。
「中華料理って雰囲気じゃにゃあで。」
仏料理みたいな‥‥。

 【冷菜飾り盛り】
叉焼、ホタテ、生春巻、クラゲ、セロリ、アルファルファ
見た目もキレイで、味も超上品。
薄味だから、素材の味が全部わかる。
甘さを感じるくらい。

 【ポット蒸しスープ】
ふかひれ、白きくらげ、かぶ、京人参、生姜と柚子の香り。
これも淡白で上品な味。
ホントに生姜と柚子の香りが際立つ。
やっぱ、ちょっと甘く感じる。

 【帆立貝柱の香り揚げ】
巣ごもり仕立て。
中華の風味がしない。
淡白で、ほとんど和食でも通用しそう。

 【ピリ辛海老味噌煮込み
有頭天然海老、揚げ豆腐。
一転、俄に掻き曇り‥‥。
急にエスニック調に。
ネギとパクチーの香りが前面に出てる。
甘さは吹っ飛んで、かなり辛い!

 【牛肉と芥菜のオイスターソース炒め】
芥菜は、ブロッコリーに似た食感。
ちょっとアクがあるけど、いいバランス。
オイスターソースがハンパなく高級な香りだった。

 【カラフトししゃもと野菜の焼き飯】
または、
 【豚肉の煮込み汁そば】
当然、1つずつ頼んだ。
炒飯はトウチジャンが利いてて、美味かった。
ひょっとしたら、ししゃも要らないかも。
汁そばは、白菜酸味漬けと塩漬け豚肉。
スーラー味で、さっぱりしてる。
でも、豚肉からかなりの塩が出てしょっぱい。
ちょっと、ひとひねりの食事だった。

 【デザート】
白いコーヒープリン。
めちゃ甘かった。
やっぱ、直球で杏仁豆腐がいいなー。

 でも、お茶は美味かった。
かなり上等な香りでだった。
見ると、ガンガン葉っぱを入れ替えてる。
「美味しい訳だ‥‥。」
やっぱ、さすがだった。
お値段を考えると、☆2つ半かなー。