【肉屋のワイン食堂】のこと

・肉屋
 「お肉好きですよね?」
いつの間にか、デマが飛び交ってた。
やたらに肉の誘いが増えた。
「イジメか‥‥?」
どーやら別な方と間違ってる。
その方も、ちょくちょく誘ってくれる。
必ず肉屋。
必然的に肉屋に行ってる。
「そのせいか‥‥。」

 指定の店に行った。
東京駅前、オフィスビルの2階。
「何だか、すげー場所にあるなー。」
ホントに肉屋だった。
ショーケースがあって、肉を売ってる。
っと同時に、飲食店。
正式名は長い。
【ラ・ブーシェリー・エ・ヴァン肉屋のワイン食堂】
長過ぎ。
どーせ、覚えにゃあし‥‥。

・ステーキ
 基本、肉屋だで。
つまみも肉のオンパレード。
魚介類は皆無。
ところどころに、ちょっと葉っぱ系がある。
アンチョビキャベツ、ポテトサラダ。
サラダ、ポテトフライ。
「刺身のツマみてえだで。」
でも、必死でオーダー。
「確保しとかないと、喰うモンがにゃあ!」

 料理は全般に美味しい。
ワインも料理も美味しい。
「んじゃあ、言うことにゃあじゃ。」
量もたっぷり。
若い衆には喜ばれるべ。
「じゃ、そろそろメインを頼もうか?」
出た!
1ポンドステーキ!
リブロース450gだって‥‥。
「ひえ~~っ!勘弁してくれー。」
☆は2つだけど、しばらくはいいで‥‥。