【天上の舞・飛天の美】のこと
知らにゃあヒトはいにゃあ。
ちょー有名な【平等院鳳凰堂】。
ここんちが修復工事するこんになった。
中にゃ、国宝がうようよ・・・。
「貴重な国宝をどっかに待避させなきゃなんにゃあで・・・」
こんだけ有名な国宝たち。
どっかに預けるだけでもてゃあへん。
えりゃあカネがかかるべ・・・。
アタマのいい衆がいた。
「そーだっ!東京で展覧会やりゃあいいだにっ!」
ってんで、この展覧会が実現。
場所は六本木。
【東京ミッドタウン】。
ここにある【サントリー美術館】。
ここに菩薩像が集合。
国宝26点、重文15点、その他・・・・。
豪華キャストだった。
ストーリーもあった。
第1章 飛天の源流と伝播 −インドから日本−
第2章 天上の光景 −浄土図から荘厳具−
第3章 飛天の展開 −来迎聖衆−
第4章 平等院鳳凰堂 −飛天舞う極楽浄土世界−
なかなか引っ張る。
本命は最後に登場するだあね。
- 「結縁(ケチエン)」
面白かった。
こーいたテーマはわかり易しぃ。
源流はやっぱインド。
ガンダーラが飛んでた。
2〜3世紀っ頃のモンらしい。
その後、中国や朝鮮でも飛んでた。
そして奈良界隈でも飛んだ。
「ひゃあ、同じ文化の流れなのに、何でこんなに価値観が違あだかね・・・?」
ま、どーでもいいけん・・・。
本命は第4章。
国宝がずらりっ!
みんないい顔してる。
キントンウンみてゃあなのに乗ってる。
手に手に楽器を持ってる。
「そりゃ、宙を舞いながら宴会やってりゃ楽しいべ・・・」
平等院鳳凰堂は1053年創建とか。
「とっても、千年も昔の作品にゃ見えにゃあなー・・・」
ん?
何か行列が出来てる。
見ると、1体だけ触れる仏像があった。
もち、注意書きがある。
”壊さないように、優しくそっと撫でて下さい”
結縁(ケチエン)って言うそうな。
そっと触って、念ずる。
これで仏の世界に近づけるんだとか。
「ひゃあ、ちょうどいいか!お迎えも近きゃあこんだし・・・」
でも、無病息災とか念じてる。
ゾクだで・・・。