続・家探しのこと
- クモ
元々、不動産屋っちゃイメージが悪りぃ。
カタギのやる仕事じゃにゃあっ!
こーいたイメージが定着してる。
「ま、当らずとも遠からずだんべ・・・」
有名ブランドの大手でも同じ。
知人の紹介で足を運んだ「N不動産」は酷かった。
最初っから上から目線。
んで、物件は1っつも届かにゃあ。
「まあ、クモ助のカブ屋がやってんだから、推して知るべし・・・」
「Mリハウス」はさすがだった。
圧倒的に物件をたんと持ってるらしい。
フトコロは広れえ。
でも、ちゃあんと相手を見てる。
”まあ、この衆にはこんなレベルで・・・”
ってなハラが透けて見える。
やっぱ、持ってる衆に優先的にいい物件が届く。
「我々にゃあ、なかなか回って来にゃあべなー・・・」
「Tリバブル」はエグかった。
物件内覧で初めて逢った。
紹介業者だった。
まず、約束の時間に来にゃあ。
「ま、驚きゃあしにゃあで・・・」
来た。
乱暴な運転のクルマが吹っ飛んで来た。
っと思ったらそいつだった。
狭みゃあ道路に逆駐車。
”もう、この振る舞いだけで人間性がわかんなー・・・”
- 「C21」
ふとしたキッカケで接点が出来た。
「C21」。
ブランド大手たあちぃっと違あ。
小ぢんまりしてる。
その分、小回りが利く。
毎週のように連絡が来るようになった。
こっちの希望がわかってる。
そりゃあそれで、有り難てゃあ。
「ひゃあ、一旦接点が出来たらすぎゃあな・・・」
次から次に情報を提供してくれる。
ただ、ほとんどが紹介物件。
自社扱い物件はごくわずかだった。
ってこんは情報が命。
「ほぼ毎日、NETと睨めっこしてんだべなー・・・」
仕舞いにゃ、こっちと競争になった。
こっちもNETを漁りまくった。
こっちから電話したこんもあった。
「ひゃあ、こんな物件見っけたで、内覧出来るか調べちくいよー」
こっちで見つけたなら、直接連絡すりゃあ済む。
でも、放っとけなくなっちまった。
ここんちにゃあ結構世話んなったし・・・。
辛抱強くつきあってくれたし・・・。
目的の街を何度も歩いた。
20軒以上内覧させてもらった。
みんなヒトが住んでる。
生活の一端が見えちまあ。
新築同様のキレイなウチもあった。
逆に、ぜってゃあに買いたくにゃあウチもあった。
「まあ、人生いろいろだあねー」