続・【レ ロジェ・エギュスキロール】のこと

  • 景色

 まだ、時間が早あ。
客はまばらだった。
でも、そのいと次々と入ゃーって来た。
客層はさまざま・・・。
女性の2人連れは想像通り。
如何にも同伴ってのも想像通り。
意外だったのは、オッサン連れ。
結構多かった。
社用なのか、クダマキ用なのか・・・。

「ま、この場所柄だけん、いろいろだあね・・・」

 コースがスタート。
まず前菜。
シーフードのパイっぽいのが出た。
チーズのムースにホタテとカリフラワーのスライス。
更に伊勢海老のトッピング。
これにルッコラのソース・・・。

「ひゃあ、聞いただけで美味くにゃあ訳がにゃあじゃっ!」

実際、美味ゃあっ!
すんぎゃあ繊細な味だった。
 パンも来た。
これが又、何とも美味ゃあっ!
良くあるフランスパンたあちぃっと違あ。
フォカッチャに近ゃあ。
ちぃっと柔らかめで、もちもちの生地。
ほのかな甘味もあったりする。
こいつでさっきのルッコラソースを拭い取る。
これが又、美味ゃあっ!
皿を洗わにゃあでもいいっくりゃあにしてくれた。

「こりゃあ、女性にゃあ喜ばれるで・・・」

  • 女性シェフ

 もちろんここにいる訳じゃにゃあ。
でも、その精神はちゃあんと根付いてる。
そんな気がした。
とにかく仕事が丁寧。

「喰ってると、優しい女性シェフがアタマに浮かんで来るなー」

勝手なこんだけど・・・。
ホントは毛むくじゃらのオヤジがこさえてたりして・・・。
ま、それもいいじゃんか!
 カボチャのスープ登場。
これもほのかに甘ゃあ。
でも、滑らかで美味ゃあっ!
かつて喰ったこんがにゃあっくりゃあ・・・。
そしてサカナ。
メダイのグリルだった。
カボチャのタネらしきものが振ってある。
周りにチコリのソース。

「チコリの苦味がちょっとアクセントになりますので・・・」

確かに・・・。
ベースがほの甘ゃあから、ちょうどいいかも・・・。
 肉も登場。
フィレ肉とグリル野菜たっぷり。
ソースはバルサミコ
ポテトのミルフィユ仕立ても添えてあった。

「美味ゃあっ!これもほの甘ゃあ気がすんけど・・・」

そして口直しにスムージーが出た。
最後にプティフルールとカフェ。
キレイっ!
メレンゲのワザが巧みだった。
カフェもいい豆を使ってるのがわかる。

「いやあ〜っ!こりゃコスパ高きゃあで!文句なしに【☆3つ】ですぅ〜〜っ!」