続々・【花山椒】のこと

 【焼物】登場。
霜降近江牛だで・・・。
脂ノリノリ。
好きな衆にゃ堪えらんにゃあべなー。
その辺はちぃっと辛りゃあ。
当然、ちぃっとレア。

「ひゃあ、悪りぃけんど『ウェルダン』にしてくいよー」

 一瞬、えってな顔。
でも、すぐに笑顔で焼き増してくれた。
美味ゃあっ!
山ワサビも利いてる。

「ひゃあ、ぜってゃあウェルダンの方が美味ゃあじゃっ!」

ま、好みの問題だけんど・・・。
 【食事】が来た。
「南瓜御飯」と「赤出汁」。
メシが黄ぃない。
カボチャの香りと甘さが引き立つ。
でもぼけーっとしてにゃあ。

「又、上手いこと生姜が味を締めてるじゃんか・・・」

  • 食後

 【デザート】も豪華。
まずはフルーツ。
巨峰と、ナシと、リンゴ。
すっかり実りの秋を先取りしてる。
ちゃあんと煎茶も出て来た。

「こいでもう落ち着いたって感じだで・・・」

 まだあった。
柚子のアイスクリームと豆乳羹。
まあ、至れり尽くせりで・・・。
アイスクリームはさっぱりしてて美味かった。
豆乳羹はびみょー。
ぼけーっとしてて、何だか良くわかんにゃあ。

「ま、好きな衆にゃこいでいいだか・・・?」

 いつの間にか満席。
やっぱすぎゃあ人気があるらしい。
高そうなシャンパンとか飲んでる衆もいる。
やー、コストパフォーマンス高きゃあ。

「こりゃ、アワビのキモにやられたで。文句なし【☆3つ】だで」