続・【伊勢定 大丸東京店】のこと

  • キモ焼き

 おばはんがいごかにゃあ。
んで、コソコソと囁く。

「実は内緒なんですが、キモ焼きがあと5本しか出来ないんです。
今の内に注文頂ければ確保しますけど・・・」

 喰わいでかっ!
ソク、4本を注文した。
後から隣にサラリーマン2人連れが来た。

「キモ焼き、あるかなー?」

「済みませ〜ん。あと1本になっちゃったんですぅ〜」

「えーっ!あと、イッポ〜ン?ケンカになっちゃうなー・・・」

ふぉっ、ふぉ、ふぉっ・・・。
 そのいとキモ焼きが来た。
4本・・・。

「何だ、こりゃ!やたらできゃあじゃんかっ!」

串が割り箸っくりゃあ長ぎゃあ。
そこに、これでもかってなキモが刺さってる。

「こんなできゃあキモ焼き、見たこんがにゃあで・・・」

  • 太鼓

 美味かった。
白焼きは絶品だった。
先付も、お造りもちゃあんとしてる。
とにかく東京で不味いサカナは喰ったこんがにゃあ。
う巻きも、うざくも美味かった。

「何より、キモ焼きができゃあもんでビールが進んじまって腹いっぴゃあだで・・・」

 キモ焼き2本はテイクアウト。
隣のサラリーマンが帰ってから、頼んだ。
そりゃそーずら。
ケンカんなんで・・・。
 肝心なうなぎ。
これも今までで一番。
美味かった。
【前川】よか、【宮川】よか、美味ちゃあ。
だんだん良くなんなー。

「ここんちでも十分【☆2つ半】はあんで。こんだ更に美味ゃあうなぎを探すべーじゃ」

これが難題。
喰いモンが揃った店は結構ある。
ついでにタバコがもれなく付いてくんだよなー。