最後に・「モツ・ピクニック」のこと　【1/29】

　突然、集合がかかった。

「『タラソスパ』と、『メリディアン』のお客様はお帰りのお時間で〜す！」

えーーっ！
もう？
まだ、他の衆がいるじゃん！
　この衆は「モアナ」方面らしい。
小っちぇえボートが来た。
８人っくりゃあがこれに乗った。
何だかなー・・・。
名残惜しいなー・・・。
後ろ髪引かれる。

「ひゃあ、引かれ過ぎて、毛が無くなっちまったで・・・」

　それにしても・・・。
何だったんだ、あの海の色は・・・。
「タラソ」の海だってめっちゃキレイ。
でも、更にキレイだった。
無人島だからだんべか・・・？

「多分、あの景色、あの海の色は一生忘れらんにゃあで・・・」

　思ったよか早かった。
ホテルに戻っても、まだまだ遊べる。
ソク、ビーチバーへ。
シュノーケルセットを返す。
次に冷てゃあビールを１っぴゃあ。

「っかあ〜〜〜っ！ちっくしょー・・・！」

やっぱビールはこーでなくっちゃ！
　さて、次は・・・。

「よっしゃ、テニスすんべー！」

動機はシンプル。
美味ゃあビールを飲む為に・・・。
こっからは同じパターン。
地味練。
汗はかける。
虫にしこたま喰われる・・・。
　これで準備万端。
海水に浸かって虫刺されを癒す。
シャワーを浴びる。
水もたんと飲む。
やっとこさ、ちぃっと腹も減って来た。

「ひゃあ、やっとディナーモードになったで・・・」