まおの食欲の雑感77
- 復活
昨日は午後から東京で会議だった。
いつもながら意義深い重要な会議である。
寝不足解消にはもってこい。
前の晩はお坊ちゃまの添い寝でアタマから船が出そうである。
そんな身には有難い会議だ。
往復の電車と会議の時間でかなり復活出来た。
午前中はこの街の事業所に出ていた。
いつも通り仕事のフリしてると、嫁さんからメールが入った。
又、お坊ちゃまが粗相してしまったという。
ってゆ〜かあ、踏み潰しちゃったんだべ・・・。
本犬は粗相とは思ってないべや。
いずれにしても病院に行くという。
「下肢麻痺ムスメ」がどうにかなるものかどうか・・・?
夜のチアノーゼ状態みたいなのも気になる。
もちろん異存は無い。
その後、続報あっていわく、
そのまま半日入院する事になったとか・・・。
- 低酸素症
夕方、迎えに行った。
お坊ちゃまは紙おむつ姿だった。
「ミス・ジョイ」いわく、
「おむつが汚れちゃったので、ウチのヤツに換えときました」
って事は紙おむつに馴染んじゃったってこと・・・?
お坊ちゃまは犬相が変わっていた。
すっかり落ち着いた眼になってる。
「元気な顔になりましたよね」
「ホントに・・・。今朝、来た時は飛んじゃったかと思いましたよ」
「眼がランランとして・・・」
「そう、低酸素症ですね。脳にも血が廻らなくなっちゃう・・・」
ひょえ〜〜っ。
あの眼はそういう事か!
半日、高酸素室で過ごしたそうだ。
ちょっとだけ採血して検査もしたとか・・・。
見事な貧血である。
貧血から来る低酸素症ってこってすな・・・。
- 輸血
とりあえずビタミン投与くらいしか出来ない。
皮下補液で体液を増やしながら・・・。
ドクターいわく、
「あまり攻撃的な治療はしたくないですね」
ま、気持ちはわかる。
「全身状態が悪すぎて抗がん剤はやれませんね」
「そうですね・・・」
1つ、提案があった。
「あと、考えられるのは輸血ですね」
「輸血?」
「ええ、ためしにウチの子で調べてみたんです」
献血手帳みたいなモンを取り出した。
ドクターんちのワンコで調べてくれたらしい。
「犬の血液型もややこしいんですが、たまたま合ってました」
「へ?」
「ウチの子の血で良ければいつでも輸血は可能です」
「有難うございます・・・」
とりあえず、何て返事していいかわからん・・・。
そんなヒトさま・・・じゃないイヌさまの血をアテにするの・・・?
でも、ちゃんとバックアップ出来ますよって事なんだべな。
有難いこってある。
- 酸素
嫁さんが酸素のスプレーを買って来た。
スポーツ選手が使うアレである。
もし又、夜中にハアハアしたら使ってみようってこって・・・。
それにしてもご大層なシロモノである。
真っ赤な缶に真っ赤なロウトみたいな吸い口。
使用出来る時間は120秒だとか・・・。
お代は千円っくらいらしい。
だからどうした?
今さら千円、2千円なんて気にもならんべや。
ゴミみたいなモンである。
夜、早速試す機会が・・・。
咳き込んで、ハアハアし始めた。
ロウトを鼻先に近づけてスプレーしてみる。
お坊ちゃま、顔をそむける。
てんめえ〜〜!
それでもだまし、だまし、使ってみた。
その内に落ち着いて来て寝てしまった。
やれやれ・・・。
ホンキで介護休暇申請しようかな・・・。