救急車のこと

  • ギックリ腰

 先日、埼玉の事業所でちょっとした事件が・・・。
派遣の若い女の子が動けなくなった。
作業中に腰を痛めたという。
元々、腰痛症を持っていたという話だった。
 まったく動けない。
しばらく休憩室に寝かせておいたらしい。
遂に夕方まで回復せず・・・。
もう終業時間である。
さて、どうすんべ?
 事業所長の指示は「救急車を呼べ」だった。
でも急は要してない。
ゆっくりでいいからサイレン鳴らさずに来てくれ。
こういう話である。
果たして、これで良かったのかどうか・・・。

  • 自業自得

 最近、救急車の出動回数が急増してるという。
全国的な傾向らしい。
日本中で急病人やケガ人が増えてる・・・。
んな〜んて事がある訳ゃないべや。
 救急車の位置づけが変わったんだべさ。
よく言えば、市民に身近になった。
悪く言えば、これもヒトの質の劣化の現れだんべ。
救急車の意味がわかってない。
ってゆ〜かあ、タクシー代わりだと思ってる。
 本当に必要な時に救急車が出払ってる。
1分1秒をあらそう場面で救急車が来てくれない。
こんなケースが増えてる訳だ。
ホントは助かったはずの命も失われてる訳だ。
今は、そんな事知ったこっちゃない輩が増えた。
 でも、知ったこっちゃない輩だっていつかきっとそういう場面に遭う。
家族が事故で死にそうだとか・・・。
でも、救急車は来ない。
こういう人種に限って絶対に自業自得だとは思わない。
訴訟だのナンだのって騒ぐんだべな・・・。

  • 「お代」

 横浜市消防局の試算。
1回の出動にかかる「お代」は約4万円だとか。
なかなかのモンである。
タクシーだとこの街から東京まで行けるなあ・・・。
 ま、いろんな仕掛けも付いてる。
サイレンも付いてるし信号無視もOK!
ニンゲンも沢山いてサービス満点・・・。
しかもユートピアの住人は人件費が高い。
どうせ、税金が上がるだけのこったけど・・・。
 以前、この街の広報誌でもこの問題が取り上げられた。
救急車を利用した市民が取材に答えてた。
若いねーちゃんが平然とのたまう。
「だって、すぐ来てくれるし便利じゃん」
「休日なんか、やってる病院まで連れてってくれるしぃ・・・」
 大半が常連だった。
味をしめちゃったんだべな。
そりゃ、こんなに便利なタクシーはない。
タクシー業界だって痛い。
いかにうつろな輩の多いことか・・・。

 何かと思った・・・。
救急車の優先順位を決める為の制度だそうだ。
通報時や救急隊員到着時に判断するとか・・・。
その為に「判断基準」や「運用要綱」を作らなあかん。
各自治体でこんな検討が始まったらしい。
 こんな考えしか浮かばんのかねえ・・・。
相手がマトモなら最初っから自分で判断するべや。
緊急じゃないと思えばタクシーでも呼ぶって・・・。
余計なコストが税金に跳ね返るって思うべや・・・。
 要するにマトモじゃないんだべや。
自分を最優先にする為に何でも言うに決まってるべや。
「すぐ来てくれないと死にそうだ!」
「呼吸が止まってる」
「これで死んだらお前の所為だ。訴えてやる!」
 ホントは簡単なのである。
救急車も全額有料にすりゃいい。
一度は4万円払わせりゃいい。
そして保険対象にして償還すりゃいいのである。
審査で認められれば全額償還。
「便利じゃん」のねーちゃんは全額自腹だ。