痛快なことⅩ

 最近は東京に行くことが多い。
統合だの、ご苦労さんで、会議ばっかし。
東海道線に乗って1時間。
何だ、それっくらい!
2時間かけて毎日通ってるヒトも沢山いるべや!
って言われそうである。
 でも、結構苦痛ではある。
この街から出掛ければ、まず座れる。
じっくりと本が読める。
それはいいんだけど・・・。
 温度調節がメチャクチャ。
ここんとこ暖かい日が多い。
横浜あたりでぐちゃぐちゃヒトが乗る。
一気に温度が上がる。
更年期真っ盛りのオトコにはたまらない。
東京に着く頃には汗びっしょりである。

  • 「痴漢被害」

 山手線はなるべく乗らない。
地下鉄も空いてる路線しか乗らない。
何せ、暑い。
ヒトゴミがうっとおしい。
更に「痴漢被害」防止にもなる。
 何年か前から「痴漢被害」の話をよく聞く。
身に覚えの無いサラリーマンが突如、留置所に・・・。
この件については勝ち目が無い。
疑わしきは「問答無用」だと騒がれた。
くわばら、くわばら・・・。
 電車でも座ってれば縁がない。
立ってても、移動できるくらい空いてりゃどうってこたあない。
でも、すし詰めで立ってる状態は危ない。
触らぬカビにタタリなしである。

  • ンパンアラスウ

 確かにホンモノの痴漢も増えてるらしい。
情けないけど、きっとそうなんだべなあ・・・。
ニンゲンの質がどんどん落ちてる世の中だし・・・。
団体で痴漢を働いてたどこぞのバカ大学生もいた。
こういうクズは論外である。
とっとと引っ括って焼却炉でかめへんと思う。
 でも、無実のサラリーマンは悲劇である。
一時、痴漢で検挙される事例がやたらに増えた。
どうやら女子高生の間でブームになったらしい。
こっちの質の劣化も凄まじい。
 「チカンっ!って叫ぶだけでいいのよ」
「すぐに『問答無用』で御用にしてくれるわよ」
「そうそう、周りのヒトも必ず大騒ぎするから・・・」
「ちょっと気の弱そうなオジサンが狙い目ね」
「そりゃ、面白そうね」
「今度、やってみよう!」
ってなモンである。
こ〜のンパンアラスウがあ〜っ!

  • 無罪判決1

 先週、立て続けに無罪判決が出た。
8日には東京高裁が逆転無罪判決を出した。
一審の東京地裁判決「懲役1年半(執行猶予3年)」を破棄した。
物証不足。
ケーサツの捜査が杜撰ってこって・・・。
 「痴漢被害」にあったのは中野区の43歳男性。
事件以来、2年半が過ぎたそうだ。
勤め先は休職し、貯金を取り崩した。
悪い事は重なるモンである。
アルバイト中に大怪我して、今は生活保護に頼る。
奥さんは心労で寝こみがちに・・・。
絵に描いたような「被害者」だべさ。

  • 無罪判決2

 これが影響したのかな・・・?
10日には東京地裁八王子支部で無罪判決が出た。
こっちは42歳の会社員。
昨年4月に三鷹駅で現行犯逮捕された。
やっぱ1年がかりである。
 八王子簡裁から罰金20万円の略式命令が出た。
会社員は一旦は調書で認めてしまった。
が、思い直した。
八王子簡裁に異議申し立て。
結局、逆転に持ち込んだ。
地裁いわく。
「女性は行為を直接目撃していない」
何だよ?それ?
想像の世界かよ?
当ったり前の事が痛快ってのもヤな世の中だねえ・・・。

  • 反撃

 ところで、この落とし前はどうすんだべ?
当然、損害賠償請求すんだべな?
名誉毀損、精神的・物理的ダメージを償わせなきゃ。
世の中、公平じゃなきゃいかん!
 スポーツでもオフェンスとディフェンスがある。
攻撃する時はそれなりの覚悟がいる。
テニスでも仕掛けたら必ず決めなきゃいけない。
中途半端は攻撃は手痛い反撃を喰らう。
この反撃こそ、痛快!
スポーツの醍醐味だべさ。
 女子高生と言えども、ゲーム感覚で済む話じゃない。
ケーサツも証言した乗客も同じである。
ゲームに負けたらしょうがないべや。
ちゃんと償ってもらおうじゃないの。
10代から億単位の荷を背負って生きるのもアリだべさ。

  • 過剰反応

 前から不思議でしょうがなかった。
「疑わしきは罰せず!」
こんなの、ニッポンの常識かと思ってた。
なんで、「痴漢」についてはそんな常識が通用しないんだべ?
理不尽な「痴漢被害」を警戒しなきゃなんないのか?
 ヘンな心理的過剰反応がありそうな気がする。
「痴漢」って聞いただけで妙に感情的になるんじゃないべか?
トンでもないヤツだ!
そんな卑劣なヤツは許すな!
ひょっとして、いい思いしやがって・・・?
ケーサツも周りの乗客も駅員も揃ってテンパる・・・。
 お父さん達は疲れてる。
満員電車に押し込められて身動きも出来ない。
そりゃ、警戒する元気もないんだべな・・・。
ボ〜っとしてる。
こういう船が出そうなお父さんが危ない。
ンパンアラスウの餌食である。
やっぱ、触らぬカビにタタリなしだべさ。